2014年11月4日火曜日

人間よりたくましい?

カタツムリの歯は、20000本以上あるという。

そして、マイナス120度でも生きているという。


・・すごいわぁ、でんこ。

2014年11月2日日曜日

10か月。

1月に来た時は5ミリ程度だったでんこも、伸びたサイズは6センチになった。
まるまるとした形がかわいらしい。

やっぱりレタスが好きなでんこ。それも普通のレタスが好き。

カブやブロッコリーの葉をあげても、ちょっとご不満な様子。
リンゴやカボチャ、キュウリもあまり食べる気配がない。

人参はカリカリカリと地道に食べて、フンもオレンジ色。


ケースの中をゆっくり歩く姿は、なんとも優雅。
いかに、私たちの生活があくせく忙しないことか・・・
時間の流れが明らかに違う。

「良きことはカタツムリの速度ですすむ」とはガンジーの言葉。
 私は、忙しい時ほど「急がば回れ」とこころの中で唱えている。

「こころにヒマ(余裕)がある生物、なんとすばらしい!」とは寄生獣=ミギーの言葉。
余裕があるから、優しくなれる・・・

我がでんこの姿はその余裕の象徴の様。


なにやら、物思いにふけっている様子のでんこ。
卵の殻に身を寄せて、伸ばした目をくりくり動かしながら、じーっとしている。

約10か月、カタツムリと過ごしてみてわかったが、この子たちのなんとも表情の豊かなこと!
その殻から透ける心臓の鼓動を見たときの感動は忘れられない。
この子たちも、私たちと一緒=命なんだ!と当たり前のことを目の当たりにしたとき、
なんとも身勝手な自分自身への嫌悪感も同時に感じた。
あたたかい温もりとともに、日々何かを忘れ捨てかけていることに、不安を覚えたりもする。

そう、私たちは有限の存在なのだ。

でんこは自然の摂理で言えば、間違いなく私より先にいってしまう・・・
その時の深い悲しみの渦を想い、時々泣きたくなる、
猫やでんこより弱い存在の、自分であった。



2014年8月24日日曜日

このコブはなに?

八月の初旬、でんこちゃんの頭がなにやら膨らんでいる・・・

病気ではないらしい・・・

ネットで調べると、「発情期」とか??

この一日以後は、この現象はありません。。

2014年7月29日火曜日

夏のでんこ1

 暑い日々が続いている。

キッチンの窓辺に置いているでんこのおうち。

でんこがかなり大きくなってきたので、
通気性のよさそうな虫かごにお引越し。

大好物カブの上の、ちょっとたそがれ、まるまるでんこちゃん。


夏はちょっと心配なので、
昼間はクーラーの効いた部屋で、猫達と共に
直接、風の当たらないところに置き、
念のために冷やしっこのようなものもケースの上に置いておく。

かたつむりはどうやら、夏は「夏眠」というものをするらしい。
食欲も落ちてくる。
これは、ニンゲンと一緒だなぁ・・・

夕方涼しくなると、 むっくり起きだす。
でんこがケースの上側にいることが多いので何をしているのか様子を見てみたら、
冷やしっこの結露=お水をパクパク飲んでいた!


点々と付いている水滴をつなぐようにしてパクパクと飲んでいる。

かたつむりも水を飲むというのは聞いていたけど、ほんとなのだ。


まだまだ続く猛暑。
ニンゲンもネコもカタツムリも、頑張ってのりこえなければ・・・

2014年6月20日金曜日

でんこの食事3。


さらに大きくなったでんこ。
幅が1.5センチくらい。巻きが5層になっている。
まだまだ子供であるので、殻が美しく透き通っている。
そのため、食べたものによって、体の色が若干変わる。そこが面白い。

いろいろなものを食している。
一番好きなのは、レタスの柔らかい部分。
スーパーでよく捨てられているあの部分だ。
わたしは、スーパーのレタス売り場のバケツをみて、いつも破棄されているレタスの葉が欲しいと思うのだが、小心者だけに、なかなか申し出れない…
家族もレタスが好きなので、でんこの食事の為にも、
定期的にレタスを購入することになった。

そして、小松菜。これも好きなようだ。
小松菜を食べたときは、濃い深緑のフンをする。
しかも大量にする。やや硬めだ。
レタスのときはやや軟便なので、成分の違いがでているのか?

次にかぶの葉。
これは自信がなかったのでネットで調べた。
そうすると、かぶの葉にカタツムリがぴとっと寄り添っている写真が出てきた。
どうやら好きらしいので、あげてみると、
やはり投入してすぐに食していた。
茎の部分も丁寧に食べている。
茎は登ったりして、遊び道具にもなるようだ。
これも、小松菜同様、フンは濃い深緑。そして大量・・・

キャベツは、柔らかいところを好んで食べる。
しかし、レタスとキャベツを入れてみると、
明らかにレタスのほうを好む。レタスはすぐに丸ぼうす。

キュウリも好むと聞いていたのだが、部屋に入れてもまだ食したところを見たところがない。

人参は、だいぶ大きくなってから、穴を掘るようにして食べるようになった。
ニンゲンが生で食べても、甘くて美味しい人参を入れたので、
さぞかし旨かっただろうと思ったが、
でんこは食した後に、食べたその穴にフンをしていた…
なんということか。


卵の殻も定期的に新鮮なものを入れるようにしている。
小さな歯で、削り取るようにして食べているようだ。そのような跡が
卵の殻の裏についていた。
いつだったか、逆さになった卵の上で乗っかっているでんこが、
まるで揺り籠に乗っている赤ちゃんのように見えたのが面白かった。
寝姿などは、うちの二匹の茶色い猫とよく似ている。
いや、猫がカタツムリににているのか。
丸くって愛らしい生き物には変わりない。

緑色のものを食べれば、フンは緑。
オレンジ色のものを食べれば、オレンジである。
卵の殻を食べたときは、何とも言えない色のフンをする。

体が大きくなった分、食事の量もみるみる増えて、
フンの量も増すばかり。
一週間に1回は、でんこをちょっと別のケースに写し、
今まで過ごしていたケースを丸ごと掃除するようにしている。

そろそろ、部屋ももっと広いものへ、引越しさせないと。






2014年5月3日土曜日

でんこの食事2。


でんこは二回りくらい、大きくなった。
気温も暖かくなり、活発に動くようになった。

レタスをもりもり食べる。新鮮なものを好むようだ。
もりもり食べていくと、半透明のその体も緑色になっていく。
そして、食べ飽きるとしばらく休み、大量のうんちをする。

うんちは緑色。かたつむりは従来きれい好きと言われていて、
出したものを小さくまとめて、散らかさない。

この前、深夜にでんこの部屋をのぞいたら、
でんこがお食事中だ言った。
レタスに小さな穴が開き、そこから小さなでんこの顔が出ている。
小さなくちで、レタスをちょっとずつ、ムシャムシャと食べている。
小さな穴が、徐々に大きな穴に変わっていき、
私は「ああ、こういうふうに、葉物の虫食いができるのだなぁ」と
内心関心しながらずっと見つめていた。

夜の静けさに、かすかなカタツムリの葉を食べる音が聞こえる。
サクッ  サクッ  サクッ  サクッ ・ ・ ・ ・ 
それはそれは小さな音だが、たしかに聞こえる、可愛らしい不思議な音・・

わたしはそこでふと思った。
この小さなカタツムリは、一枚のこのレタスの葉を、毎日少しづつ、
自分に必要なだけ、最低限の量を食べて生きている。
大切に大切に食べている。

かたや人間は、時に、その身体を支えきれなくなるほど、食べてしまうことがある。
わが国では、毎日食べきれずに廃棄される食料は、
米の年間収穫量に匹敵するほどの、膨大な量であるという・・・


わが家の猫達も、この小さな生物にも、
心臓があり肝臓があり、食物を食べて消化し、排泄し、眠り、呼吸し生きている。
私たち人間と何ら変わらない命であり、一直線上にある存在だと思っている。


彼らから学ぶことは本当に多い。

しかし、彼らが私たちから学ぶことは、ありのだろうか?

あるとしたら、
「無駄な争いや差別をしないこと。無駄に働きすぎないこと。無駄に食べ過ぎないこと。」
そんなことぐらいだろうか・・・



2014年4月13日日曜日

カタツムリがやってきた。

キッチンの{友達}がまた増えた。

以前、アサリに紛れ込んでいたオオシロピンノという小さな小さな雄のカニを、
約6か月間飼育していたことがある。
名前はピノと名付け、台所に立つ度、
そのかわいらしい姿に心癒されたものだった。

7月に亡くなった時は、寂しくて、悲しくて、
こころにぽっかりと穴が開いた。
動物はその大きさは小さくても、その存在は
自分の中でどんどんと大きくなって
やがて唯一無二の存在となっていく。
一緒に過ごす時間が長ければ長いほど・・・


今年の1月、それは、ピノがわが家へやってきた頃と同じ、
冬と春の間のちょっと肌寒い季節、
そのカタツムリは、レタスの上側の葉にくっついていた。
 
うすいクリーム色の、くるんとしたかわいい形。
カタツムリの赤ちゃんを見たのは初めてだった。



カタツムリといえば覚えがある。
幼少の頃、お墓参りに行く度、
決まって2-3センチの大きなカタツムリが、そのお墓のそばにいた。
幼心に、このカタツムリはこのお墓に住んでいるのだろうと思っていた。
時々、主のいない殻だけが落ちている時もあった。

そんな思いと、個人的にあのフォルムが好きということもあり、
カタツムリには親近感があった。

ピノの時と同じように、
まず、小さなタッパを用意して、カタツムリ用の簡易的な部屋を用意し、
急いでネットで飼育方法を調べた。

名前はデンデンムシから・・・でんこと名付けた。




でんこの寝床。


でんこは一日のだいたいを眠って過ごす。
わが家の猫たちもよく寝るが、
それ以上だ。

その寝姿がまたかわいい。
猫が丸まって寝る姿とよく似ている。


レタスが無くなったので、
3日ほど、白菜をあげていた。
その白菜もだいぶしおれてきたので、
昨日はその上にキャベツの葉を重ねてミルフィーユ状にした。

夜中、でんこはいつものようにキャベツを舐めて食していた。
その後、しおれて、やや先がクルンとなっている白菜のほうで眠りについた。
その姿がまたかわいいもので、
ちょうど布団にクルッっとくるまったような感じのポジションで
きもちよさそうに、眠っているのだ。








でんこの食事。


桜もだいぶ散ってきた、今日この頃。
長き冬眠から目覚め、
ちょくちょく動き回る姿を見せてくれるようになった。

ネット情報によると、
カタツムリはレタスが一番好きだという。
 なので、でんこの部屋には
レタスの葉をいつもミルフィーユ状にしてある。
考えてみれば、ベットがご馳走というのは
なんとも贅沢な環境ではないだろうか。
人間でいうところ、ヘンゼルとグレーテルの「お菓子の家」のようなものか。

初めて、カタツムリの食事を見ることができた。
葉をおいしそうに舐めている。
舐めたそばから、半透明な後頭部を緑の物体が通っていくのが見える。
今舐めて飲み込んだレタスの葉っぱだろう。
それは不思議な光景だった。

カタツムリはうんちもよくする。
部屋のあちこちに濃い緑色のものが ひっついているが、
それが排泄物だろう。


でんこは確実に成長している。
来た当初は4ミリくらいだったが、今は6ミリくらいだろうか。
後頭部に黒い筋のようなものが浮かび上がってきた。
体も薄いクリーム色から、やや茶褐色になってきた。